足利市のながしま歯科・口腔外科クリニック|わかりやすい説明と痛みのない治療|日本口腔外科学会認定・口腔外科専門医|

購入!読みます

書店から届きました。

 

改めてお勉強します。

 

講師の平野先生曰く。一般向けなので、専門知識なしで読めます!

お口がおとろえると大変 オーラルフレイル予防!

今日は、栃木市で下都賀歯科医師会主催の研修会に参加しました。講師は東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生。

オーラルフレイル(お口の機能が衰えつつある状態)について広く啓蒙、そして治療をされている先生です。

足腰衰えると寝たきりになっちゃうから予防のために運動したりウォーキングしたりするけど、お口の機能が衰えないように訓練ってしないですよね?という説明は、すごくわかりやすい表現。

食事時にむせる、食べこぼす、口が乾くなどがあっても、これが寝たきりに繋がる負のスパイラルのはじまりだなんて思わないですよね?

こわい話・・・オーラルフレイルになると4年後に亡くなるリスクが2倍!

お口のおとろえ、オーラルフレイルに気付くことが大切です。

一般向けの平野先生の本(「食事でムセない!のどを鍛える長生きうがい」文響社)、買ってみようと思いました。    (R5/10/15)

舌を鍛えて健康長寿!

昨年の11月から、足利市の後期高齢者歯科健診始まりました。事前に何回も研修セミナーがあり、お年を重ねると歯が少なくなり食べづらくなる方は増えていきますが、それ以上に食べることに重要なのは「舌」であると、何人もの講師の先生方はおっしゃいます。

 

口の些細なトラブル、例えば、食事時にむせたり、食べこぼしたり、滑舌が悪くなったりなどは舌の力が弱くなると徐々に生じてきます。この時期を「オーラルフレイル」と言います。そして、オーラルフレイルが進行して飲み込む力が弱くなり誤嚥したり、食べられなくなって体力が落ちて、低栄養になると寝たきりになる危険が高くなります。

 

 些細なトラブルの時期「オーラルフレイル」のうちは、お口を鍛える努力で回復してきます。ウォーキングなどで足腰を鍛えるように、お口、特に舌を鍛えましょう!もちろん、しっかり栄養を取ることもお忘れなく。                                   (R5/1/2)

新型タバコ、特に加熱式タバコに関する注意喚起

 喫煙が歯周病や口腔がんに関係することは、多分多くの方がご存知のことと思いますが、今回、日本口腔外科学会から注意喚起のお知らせが来ました。喫煙の習慣のない僕にはよくわからないですが、最近は加熱式タバコというのがはやりのようですね。そして、加熱式タバコは安全であると考えている方々が多いらしいのでしょうか?そのため、下記のような通達が来ました。

 

1.     加熱式タバコには多くの有害化学物質が含まれている。

2.     紙巻きタバコと比較して加熱式タバコの健康影響が少ないかどうかは明らかではない。

3.     加熱式タバコの使用は禁煙を阻害する可能性がある。

 

 喫煙は個人の好みで、自由なところではありますが、体には良くないのでしょうね・・・喫煙する医師も歯科医師もいますが・・・。

 

 ただ、開業医になって気づいたのですが、治療の際に、マスク越しではありますがものすごく呼気にタバコのにおいを感じる方がいらっしゃいます。喫煙後もしばらく呼気にタバコの影響が残るんだなぁと知りました。                             (R4/1/9記)

「舌磨き」が新型コロナ感染症の重症化リスクを減らす可能性

 またまた新型コロナウイルス感染症が再拡大して、不安が募る新年ですが、大阪大学の天野教授が「舌磨き」の大切さを指摘されています。

 

 ウイルス感染を完全に予防することは難しいですが、「舌磨き」をすることでウイルス感染に続いて起こる細菌性肺炎の発症リスクを減らし、肺炎の重症化を防ぐことができる可能性がある、とのことです。

 

 舌の表面には、古くなった粘膜、食べ物のカスなどの汚れや細菌が多く含まれた「舌苔」が付着しており、たくさん付着していると、誤嚥による細菌性肺炎のリスクが高まります。また、歯周病菌などの口腔細菌の出すタンパク分解酵素がインフルエンザウイルスの感染を促進させることがあります。新型コロナウイルスでの科学的な証明はまだで、今後の研究が必要ですが、同様に舌苔の細菌が促進している可能性も考えられるとのことです。

 

 引き続き、感染リスクを減らす行動が重要ですが、お口のケアも頑張りましょう。

 

歯みがきの後、鏡を見ながら、舌ブラシを舌の「奥から手前」に軽い力で動かして掃除します。

注意:舌はデリケートです

やりすぎは禁物!

強い力も禁物!

無理にきれいにしない!                           (R4/1/8記)

                      

 

抜歯と新型コロナワクチン接種

 ワクチン接種の機会がやっと増えてきた昨今ですが、日本口腔外科学会から、ワクチン接種と口腔外科手術のタイミングについて提言が出ました。

 

 局所麻酔下および静脈内鎮静下で実施可能な智歯抜歯などの口腔外科小手術 については、抜歯後 1 週間以降に(抜糸時に抜歯部位を確認した上で)ワクチン 接種可能の許可を与え、ワクチン接種後であれば 3 日以上経過して副反応が軽度であれば抜歯等の実施は可能だと考えます。ワクチン接種日には口腔外科小手術による抗菌薬や鎮痛薬を服用していない方が望ましいと考えます。(日本口腔外科学会ホームページより)

 

 

 つまりは、ワクチン接種後の抜歯は3日以上は空けましょう、抜歯した後のワクチン接種は1週間以上は空けましょう、ワクチン接種の際には化膿止めや痛み止めの薬は飲んでいないほうがいいでしょう、ということですね。  (R3/6/23記)